練馬総合病院

練馬総合病院について

練馬総合病院について

退院支援って何ですか?

~退院支援って何ですか?~

皆さんは、ご自身やご家族が入院をした時に、医師や看護師から退院の話をされて戸惑った経験はないでしょうか。
入院をする目的は検査、手術など高度で専門的な治療を行うことです。
しかし、社会的に高齢化が進んでいる現在では当院に入院してくる患者さんの高齢化も同時に進んでいます。治療が終わっても、もとの生活に戻れなかったり、思うように退院後の生活を送れない場合があります。

練馬総合病院は地域の急性期病院として医療を提供しており、その役割のひとつに「退院支援」が含まれます。
40歳以上の方が入院した時に、「退院支援のお知らせ」という書類をお渡ししています。
看護師は、患者さんが入院した時から「退院支援」を始めています。その方法について説明をします。
①入院時に退院支援が必要かどうかスクリーニング(判定)を行います。
②患者さん一人一人に退院支援計画書を作成しています。
③医療ソーシャルワーカーと連携して退院先の調整や、退院の日程を決めます。
その後、患者さんの状態や退院先に応じて看護、介護の方法を指導しています。

介護保険の有無や担当ケアマネージャーのお名前、福祉の担当者のお名前が分かっている場合は看護師へお伝えください。退院がスムーズに進み、安心して療養の継続をすることができます。
退院先がご自宅の場合で、介護保険の申請がまだの方は看護師に相談をしてください。介護保険のサービスの中には自宅の療養環境を整え、病状の観察もできるように訪問医師や、訪問看護師の依頼やヘルパー派遣、デイサービス、ショートステイなど多くの社会資源を利用することができます。
退院先が慢性期の病院やリハビリ目的で転院の場合はご家族が転院先の病院への面談が必要になることがあります。転院の方法として、自家用車やタクシーの使用、患者さんの状態によっては介護タクシーの手配が必要となります。パンフレットは、一階受付けロビーと各病棟にございますので職員に声を掛けてください。
外来に通院中の方は、介護保険を申請しているか、福祉の担当者はいるかを確認して必要な場合は手続きを進めてください。

これからもお一人暮らしの高齢の方が、安心して病院から退院し、日常生活を送ること、介護を行うご家族が安心して、在宅介護や退院先の決定ができるように支援していきます。

Copyright © 2020 Nerima General Hospital All Rights reserved.