出生前検査カウンセリング外来について
出生前検査に関する相談の専門外来です。検査でわかること、わからないことを十分に理解したうえで受けていただくことが大切です。また、出生前検査を受けないことも選択肢の1つです。
出生前検査を受けるためには、それぞれ適切なタイミングがあります。早めに受診するとゆっくり考える時間がとれたり、検査日を予約することができます。事前学習の上、疑問点などをまとめておいていただくと、遺伝カウンセリングがスムースに進み、当日に検査ができることもあります。ご主人(パートナー)との同席をお勧めします。また、お子さんに遺伝するかどうかご心配な病気が具体的にある場合は、予約の際に事前にお知らせください。病気についてのわかりやすい情報提供を準備したり、適切な高次医療施設をご紹介することもできます。
対象
- 出生前検査を検討中の方、検査を受けたい方
- 染色体疾患、遺伝性疾患などが心配な方
- 高年妊娠(35歳以上)の方 など
費用
| 初診 | 12,980円 |
|---|---|
| 再診(結果説明など) | 1,540円 |
診療日時
| 月曜日 | 13:30〜・15:00〜 |
|---|---|
| 水曜日 | 15:00〜・16:00〜 |
| 金曜日 | 13:30〜・15:00〜・16:00〜 |
受診前のおすすめ
信頼できる情報収集のために、以下のサイトの閲覧をおすすめしています。
当院で実施している検査について
NIPT
(非確定的検査、非侵襲的検査) 110,000円
NIPTは母体血を利用して胎児の遺伝学的検査を行う方法です。妊娠中の母体血液中には、胎児の胎盤に由来する染色体断片が約10%存在します。この染色体断片を利用して胎児の染色体疾患について調べます。対象となる染色体疾患は、高年妊娠で増加する21トリソミー、18トリソミー、13トリソミーだけです。結果は陰性、陽性、判定保留(1%)と出てきます。陽性の場合は誤判定もあるので、確定のためには羊水検査が必要になります。妊娠12〜15週をおすすめします。結果は7日前後で出ます。検査を受けて結果が陽性の場合、追加の検査(羊水検査、POC)は無料です。
クアトロテスト
(非確定的、非侵襲的検査) 25,850円
母体血清マーカー検査の1つで、母体の採血より、胎児がダウン症候群(21トリソミー)、18トリソミー、開放性神経管奇形である確率を算出する検査です。高年妊娠を理由に受けると、85〜95%ぐらいの人はスクリーニング陽性となり、21トリソミー陽性とでた場合、羊水検査を追加して確定する割合は2%と報告されています。若いけれど心配な方の選択肢になる検査です。検査タイミングは妊娠15〜18週ですが、結果は7〜10日かかるため、妊娠15週での検査をお勧めします。トリソミーの確定診断のためには、羊水検査が必要です。
羊水検査
(確定的、侵襲的検査) 84,700円
母体下腹部に針を刺して羊水を採取し、羊水細胞(胎児由来の細胞)を分離、培養をして胎児の染色体を検査します。染色体分析には一般的なG bandと、FISH法による迅速診断も併用します。穿刺による流産のリスクは約0.3%です。穿刺後2時間安静をとって帰宅していただきますが、入院安静(1泊入院)もできます。検査タイミングは妊娠15〜18週で、結果は2〜3週間かかります。
流死産絨毛(POC)による胎児染色体検査
96,800円
胎盤の絨毛組織は胎児に由来しておりPOCと呼んでいます。流産は全妊娠の約15%の頻度で発生しますが、半数以上は染色体異常が原因であるとされています。POCによる胎児染色体検査をご希望の方は、一般外来でもかまいませんので、事前にご相談下さい。流産手術、分娩を当院ですることが前提となります。結果説明は出生前検査カウンセリング外来で対応します。
2026年9月4日
