当院職員の新型コロナウイルス感染について(第三報)
1月25日深夜に、新型コロナウイルス感染症を疑う症状なく救急外来を受診した患者さん(未入院)に端を発した当院職員への感染について、本日現在、職員9名(医師3名、看護師3名、放射線技師1名、事務員(病棟・外来クラーク)2名)の感染を確認しています。当該患者さんからの感染者が6名、ここから3名の職員に拡大したと考えております。現時点では、上記以外の感染者はおらず、患者さんへの感染は確認されておりません。
これまで、練馬区保健所への報告と並行して、以下の通り、患者さんおよび職員への検査を実施しました。
患者さんに対しては、陽性となった職員と関わった約100名の入院および外来患者さんに対して1回目の検査を行い、全員陰性を確認、さらに、一定期間をおいて、接触の多かった入院患者さん30名以上に2回目の検査を行い、こちらも全員陰性を確認しました。また、退院患者さんや外来患者さんへの追跡聞き取り調査でも感染を疑う症状は、本日現在、認められておりません。
職員に対しては、全体的に検査を1回実施し、さらに、接触の多かった同部署等の職員200名以上に対し、一定の期間をおいて、2回目の検査を実施しました。こちらも、全員陰性を確認しています。
診療は引き続き、陰性が確認された職員で、以下の通り行いますので、受診される場合は当院の現状をご理解いただいた上でご来院いただくようお願いします。
●外来・健診 新規の外来診療は出来る限りお控えいただき、また病状の安定された方は電話診療や処方のみも可能としています。救急および時間外診療は停止しています。
https://nerima-hosp.or.jp/information/pdf/20200305_01.pdf
●入院・手術 当該病棟の新たな受け入れを停止し、緊急手術以外は停止しています。
●出産 慎重を期して、検査陰性が確認できた職員で対応しています。
大変なご心配とご迷惑をおかけしますが、何卒、ご理解ご協力のほど、お願い申し上げます。なお、今後の状況については随時、ホームページ等で引き続きご報告いたします。
令和3年2月12日
公益財団法人東京都医療保健協会
練馬総合病院 院長 柳川達生