木鷄塾

【木鷄塾の由来】
情報網の発達により、玉石混合の大量情報が飛び交うようになりました。それに伴い、どの情報を採用し、どの情報を無視するか、そして、どういう情報を発信すべきか、高度な判断能力が問われるようになりました。木鷄の如く、徳(心と知識を含む)を身につけ、右往左往することなく、歩む事が出来るようになる為の勉強する場所という気持ちを込めて「木鷄塾」といたしました
『木鶏』 「荘子」の故事より | ![]() |
紀渻子が王の命令で闘鶏の訓練にあたった。
十日も経ってから、王が尋ねた。
「どうかな、そろそろ使えそうかね。」
紀渻子は答えた。
「まだです。虚勢を張ってしきりに他の鶏を威嚇します。」
さらに十日経ってから、王が尋ねたら
「まだです。他の鶏の気配を感じ取ると、とたんに気を高ぶらせます。」
さらに十日経って、また尋ねると、
「まだです。他の鶏をにらみつけてはいきり立ちます。」
さらに十日後、かさねて尋ねると、紀渻子はこう答えた。
「もう大丈夫です。他の鶏どもがいくら鳴き声を上げても全く動じません。遠くから見るとまるで木でできた鶏のようです。完全な徳を身につけました。(その徳全し)敢えて勝負を挑むものはなく、みな尻尾をまいて退散して行きます。」
「荘子」の人間学 守屋洋 より引用
【木鷄塾の方針】
1. 勉学に励む
何事も常に自分で確認する。教えられたことをそのまま受け入れるのではなくその本質を知るように努める事。
2. 信念を持つ
周囲に流されない確固たる心を持ちながらも、万事において固執せず柔軟に真実を受け入れる精神を養う事。
3. 徳を持って社会に貢献する
努力して得た知識、技術は家族のため、社会の為に使う事
塾長挨拶
秋葉哲生
われわれは万感の思いを込めて木鶏塾を主宰いたします。 これは平成23年の日本に始まる点で過去には類例のないものであり、 今に始まる点で過去のすべてを包摂するものであります
略歴
秋葉 哲生 : 医師、医学博士
昭和50年 千葉大学医学部卒業
あきば伝統医学クリニック医院長
藤平健氏に師事して漢方を学ぶ。
千葉大学医学部、金沢大学医学部、東邦大学医学部の非常勤講師。
千葉県社会保険診療報酬支払基金審査委員長。
月刊『漢方の臨床』編集委員長。
【著書】
『奥田謙蔵による皇漢醫學書き込み解説』、『洋漢統合処方からみた漢方製剤保険診療マニュアル』、『奥田謙藏研究』、『高齢者漢方治療マニュアル』、『東西医学の交差点』、『活用自在の処方解説』。
『警鐘 漢方保険診療』(共著)
講師紹介
中田英之
漢方処方学を担当いたします。傷寒論処方を中心に処方の基本骨格について理解を深め、様々な処方運用につなげるためのコツを学びましょう。漢方処方学講座では、処方の順序など戦術的な処方の使い方について口訣についても学んでいきます。
略歴
平成7年 | 防衛医科大学校卒業 産婦人科入局 |
平成7年~17年 | 防衛庁医官として、防衛医大産婦人科、自衛隊中央病院、自衛隊仙台病院の他、第六後方支援連隊にて部隊勤務を経験 |
平成13年~17年 | 自衛隊仙台病院 産婦人科・漢方外来 |
平成17年~21年 | 慶應義塾大学医学部 漢方医学講座所属(現漢方医学センター) |
平成21年 | 練馬総合病院着任(漢方内科外来担当・健康医学センター長) |
平成23年1月 | 練馬総合病院 漢方医学センター長に就任 |
【専門医】
日本産科婦人科学会 専門医
日本東洋医学学会 漢方専門医
【役職】
日本東洋医学会:EBM特別委員会委員、広報委員会委員
松岡尚則
松岡尚則と申します。この講義では、医史学・考証学にわたる分野を講義させていただきます。現代の日本の漢方は、時代の思想、環境・社会的要因、過去の症例の蓄積、海外との接触など様々なことを背景に出来上がっており、突然、出来上がったわけではありません。これらの背景を考えながら、漢方を今一度みなさんと考えてみたいと思います。
略歴
平成6年 | 高知医科大学卒業 高知医科大学 第一外科 入局 |
平成22年 | 東邦大学医学部総合診療・急病講座客員講師 |
医学博士(甲種)
大学時代より、高知医科大学日文研(現 高知大学漢方研究会)にて、永田充宏先生から漢方の基礎を学ぶ。また、安井廣迪先生、牧角和宏先生らに漢方を師事。
【専門医】
東洋医学認定専門医・指導医
日本外科学会 認定医・専門医
岡安維蓉
写真は準備中です。
略歴
昭和58年 | 上海医科大学医学部卒業 |
昭和58年 | 上海中医学院気功医師 |
平成2年 | 昭和大学医学部・第一生理学教室、博士課程へ特別研究員として入室(主任教授・故武重千冬先生、現主任教授・久光正先生) |
平成8年 | 昭和大学において医学博士号を授与 |
平成11年 | 鍼灸師免許取得 |
平成14年 | 日本工学院八王子専門学校講師 |
平成16年 | 筑波大学理療科教員養成施設・非常勤講師 |
現在 | わらび健康センター所長、予防中医学研究所長 |
入江祥史
略歴
平成3年 | 大阪大学医学部医学科卒業 |
平成7年 | 大阪大学大学院医学研究科卒業 |
ハーバード大学医学部 客員研究員 | |
慶応義塾大学病院漢方クリニック 医長 | |
慶応義塾大学医学部漢方医学講座 非常勤講師 | |
現在 | 証クリニック吉祥寺 院長 |
【専門医】
日本東洋医学会認定 漢方専門医
日本内科学会認定 内科医