練馬総合病院

診療部

妊娠できるか不安を感じている方へ

当院では卵管鏡下卵管形成術(FT)を行っています

女性の不妊の原因の中で最も頻度が高いものとして、卵管の通過障害があります。タイミング指導や人工授精を行っていてもなかなか結果がでない場合には、卵管の詰まりや通りにくさが原因となっている可能性があります。

当院では【妊娠希望外来】の不妊スクリーニング検査として、子宮卵管造影検査(HSG)を行っています。そして、検査で卵管の閉塞や狭窄が見つかった場合には、早期に卵管鏡下卵管形成術(FT)を提案し、自然妊娠への一歩をサポートしています。

子宮卵管造影検査(HSG)

子宮内にカテーテルを挿入し、油性の造影剤を送り込みながら子宮の形態異常や卵管の通過性を撮影します。所要時間30分程度で、外来で行います。造影剤を流すことで、卵管の通りを改善し、治療にもつながる検査です。

<正常な子宮と卵管>

<右側の卵管閉塞>

卵管鏡下卵管形成術(FT)

卵管鏡を用いて、閉塞・狭窄した部位を拡げたり通水を行い、通りを改善させる手術です。FT後の通過性回復は約95%に及ぶと報告されており、1年以内の妊娠は約30%と言われています。

 

 

 

  • 静脈麻酔または全身麻酔下で行います(麻酔下管理)。
  • 入院期間は日帰り〜1泊程度です。子宮筋腫や卵巣嚢腫などの治療と同時に行う場合は、腹腔鏡を併用します。FTは保険適応の内視鏡手術です。

受診・予約について

  • 不妊かどうか不安がある方
  • タイミング療法や人工授精をしてもなかなか妊娠しない方
  • 「HSG希望」「FT手術相談」の紹介状をお持ちの方は、平日午前中の外来または、第2・第4土曜午前外来(要予約)をご受診ください。
  • 検査や治療に関する詳細は、産婦人科外来へお問い合わせください。

 

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