放射線科紹介
放射線科は、体の異常を見つけるために各種機器を使い画像診断を行なっています。 検査は、各診療科の依頼や、健診・ドック等の検査、地域連携室を通して外部施設か らの検査紹介も承っております。また、透視下にて血管拡張・塞栓術や組織生検等により的確な治療・診断が可能です。使用機器はMDCT(64列128スライス)・MRI(1.5T)・血管撮影装置(フラットパネル式)等、 最新機器を導入し、多くの疾患に対応できる体制を整えています。
科の特徴
1.最新の画像システム導入により、フィルムを無くしモニター診断が可能です。フィルム作成による待ち時間がなくなりました。
2.CTやMRIの検査結果は、読影システムを導入し、速やかに電子カルテで見ることができます。
3.撮影した画像をCDやDVDで提供できます。 Windows以外のシステムでも画像を参照できます。また、外部施設で撮影した画像を当院サーバーへ取り込むこともできます。DICOM形式以外にも対応できます。
主な検査機器
CT(64列128スライス)
体の断面を撮影することで、身体の内部構造を精密に検査できます。 また、造影剤を使用することで、心臓等の血管の撮影もできます。機器導入により、今までに比べてより短い時間で撮影や被ばくを抑えた撮影ができます。
MRI(1.5テスラ)
MRI(磁気共鳴診断装置)は放射線ではなく、磁石の力で画像をつくります。最新機器を導入し、適切な時間でより高画質の撮影が可能となりました。
血管撮影検査・治療
カテーテルという細い管を血管内に挿入し、造影剤を注入すると、血管の様子を検査することができます。心臓の血管を撮影し、狭い箇所に対してのステント(細い筒状の金網)による治療を行ないます。植込み式ペースメーカーや心臓モニターも行っています。肝臓の血管を撮影し、患部に薬を直接注入する治療も行います。
マンモグラフィー検査
手で触ってもわからない非常に細かい病変まで見つけることができます。悪性の病気だけでなく、良性のものも見つかります。デジタル撮影(フラットパネル)なので低被ばく撮影できます。
骨密度検査
DEXA法で骨の密度を測り、骨粗しょう症を見つけることができる検査です。腰と股関節の密度を計測します。
透視下検査・治療
胃の検査や腸の検査を行ないます。バリウムを使用し粘膜の様子を見ることで、 早期の疾患を見つけることが出来ます。また、透視下で身体の中に出来た異常な水や膿を穿刺により抜き出す治療も行ないます。嚥下運動の評価なども行っています。デジタル撮影(フラットパネル)なので低被ばく撮影できます。
一般撮影
骨の撮影や、胸部・腹部等一般のレントゲン撮影です。 デジタル撮影(フラットパネル)なので低被ばく撮影できます。
当院診療放射線技師の取得している認定・資格一覧
・検診マンモグラフィ撮影診療放射線技師
・X線CT認定技師
・胃がん検診専門技師
・胃がんX線検診技術部門B資格
・放射線機器管理士
・放射線管理士
・臨床実習指導員