練馬総合病院

練馬総合病院について

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超音波検査(エコー検査)

 

~超音波検査(エコー検査)~

超音波検査は、人間の耳には聴こえない高い周波数の音波を体内に当て、戻ってくる反射波(エコー)を受信し、コンピュータ処理で画像化する検査法です。
検査部位にゼリーを塗り、5~10㎝程度のプローブ(超音波を発する探触子)を当てながら、モニターで臓器の形や大きさ、内部の状態、血液の流れなどを観察していきます。
生体を傷つける恐れのない検査で痛みもないため、老若男女、妊婦さん等にも可能な検査であり、必要な場合には複数回行うことができます。
検査時間は15~30分程度です。

①腹部超音波検査

肝臓・胆のう・膵臓・腎臓・脾臓・膀胱・前立腺などを観察します。なかでも胆石や腫瘤性病変の発見に有用です。
*注意事項
お腹の検査の前には食事を抜いて頂きます。食事をしてしまうと消化管内の空気が増え、膵臓などが見えにくくなります。また胆のうから胆汁が分泌されるので胆のうが萎縮してしまい、小さなポリープなどが見えなくなってしまうことがあるからです。必要によっては膀胱内に尿を溜めていただく場合もあります。

②心臓超音波検査

心臓の大きさ、動き、血液の流れを観察します。心筋梗塞の場所や心臓の弁の動き、や狭窄、血液の逆流の有無などを見ることができます。心電図で異常が見つかった際の精密検査としてよく用いられます。
*注意事項…30分程時間のかかる検査のためお手洗いは先にお済ませください。

③乳腺超音波検査

乳房にできたしこり(腫瘤)を見けることができます。良性のものから悪性のものまで早期発見に有用です。
*注意事項…上半身裸で行う検査のため、上下別れる服装でご来院ください。

④頸動脈超音波検査

頸動脈(首にある血管)は動脈硬化の症状が現れやすいことから、全身の動脈硬化や脳血管疾患の評価に用いられます。

⑤甲状腺超音波検査

甲状腺は、のどの下に位置する小さな臓器で体に必要なホルモンを生成する大切な役割があります。甲状腺がん、甲状腺機能亢進症や腫瘤、炎症などが分ります。
*④⑤の検査について注意事項…タートルネックなど首周りのある洋服は避け、襟元の広い服でご来院ください。また検査中はネックレスなど外して頂きます。

⑥下肢動脈・静脈超音波検査

下肢の動脈や静脈の血液の流れ、血栓の有無を調べます。
*注意事項…時間のかかる検査のため事前にお手洗いをお済ませください。

⑦胎児3D超音波検査

赤ちゃんの顔や身体を立体的に映し出すことができます。終了後に動画を記録したDVDをお渡しします。
*注意事項…3D超音波検査は診断を目的に行うものではありません。検査の時期は妊娠16~32週位が適しています。赤ちゃんの位置や向き、羊水の量などにより、画像を得られないことがあります。検査中ご気分がすぐれない場合はご遠慮なく申し出てください。

 

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