練馬総合病院

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糖尿病のQ&A

Q 尿に糖が出ているから糖尿病?

A 厳密にいうと尿に糖がでるのを糖尿病というのは間違いです。糖尿病でも尿糖がでない場合があります。また糖尿病という名前から尿に糖がでる病気と思っている方が多いようですが、尿糖が出ていても糖尿病でないこともあります。糖尿病の診断はあくまでも血糖値を基に行われるのです。尿糖のチェックは薬局にキットが売られているので家庭でも簡単にできるメリットがあります。

Q 糖尿病になるとどうして痩せる?

A 糖尿病になると血糖値のコントロールが利かなくなるため、食べ物から摂ったブドウ糖が腎臓で吸収しきれず、かわりに体内に蓄積されていた脂肪やたんぱく質が消費され血液が酸性になります。エネルギー源となるブドウ糖は代謝されずに尿中に捨てられてしまうため、疲れやすく痩せてくるのです。

Q 傷が治りにくくなるのはなぜ?

A 人間の体には侵入しようとする細菌やウイルスから体を守ろうとする感染防御機構が働いています。ところが血糖値が高くなると白血球の働きが悪くなったり、免疫反応が弱くなって細菌やウイルスを撃退しにくくなります。また細い血管の血流が悪くなるため、酸素や栄養が十分に行き渡りません。その結果、細胞の働きが低下し白血球が感染部位に到達しにくくなって細菌やウイルスに感染しやすくなるのです。このような状態で傷ができると細菌が容易にはいりこむため傷は化膿します。いちど感染してしまうとダメージの回復にも時間がかり、薬が感染部位に到達しにくいため効果がでにくくなります。

Q 妊娠すると糖尿病になりやすいのはなぜ?

A 妊娠すると胎児は胎盤を通して母体から栄養や酸素を受け取ります。胎盤からは妊娠を順調に進めるためのホルモンが分泌されていますが、これらのホルモンにはインスリンの作用を弱める働きがあり胎盤もインスリンを壊す酵素を作ってます。そのため妊娠中はより多くのインスリンが必要になり、糖尿病が発症することがります。

Q 歯周病にかかると血糖値があがるの?

A 歯周病にかかると血糖コントロールの悪い人は歯周病は悪化しやすく高血糖の浸出液によって細菌が歯周ポケットの中でどんどん増殖し、歯周病はより進行します。それにより歯周病菌が歯肉の毛細血管から血液中に入り込むと、生体はさまざまなサイトカイン(細胞から分泌されるたんぱく質で、特定の細胞に情報伝達するもの)を分泌して細菌やウイルスに対抗するのですが、同様にインスリンに対しても抵抗性という状態になってしまいインスリンの働きが悪くなり、血糖値があがります。

料理コーナー「野菜もち(エネルギー348kcal:塩分1.5g)」

材料2人分

切りもち………3個(150g)
キャベツ(1cm幅)…2枚(100g)
にんじん(短冊切り)…3cm
大根…………3cm(短冊切り)
ピーマン(繊切り)…1個
サラダ油……大さじ1とろけるチーズ(スライス)3枚
削りガツオ…………1袋
しょうゆ……………適量大さじ1

 

作り方

1.もちは半分に切り、さらに厚みを半分に切る。
2.野菜をフライパンに入れ、全体に油をからめて塩、こしょうをふる。この上に1.を並べふたをして、もちが柔らかくなるまで3~4分加熱する
3.器に盛り、削りガツオを散らし、しょうゆを垂らす

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