練馬総合病院

練馬総合病院について

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禁煙の治療薬

~禁煙の治療薬~

やめたいけどなかなかやめられない、タバコ。貼り薬やのみ薬を使った禁煙の治療があります。今回は禁煙に使うお薬についての話です。

タバコがやめられない理由

タバコがやめられない理由の一つに、タバコを吸う習慣がついているという精神的依存があります。さらに、くり返し摂取していたニコチンが体からなくなり不快になるという身体的依存もあります(図1)。薬は離脱症状を軽くする効果などがあり、禁煙の手助けになります。

 


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当院の禁煙外来で使われている薬

●ニコチネルTTS30・同20・同10
ニコチンを含んだ皮膚に貼る薬です。 1日1回、上腕やお腹、背中などに貼ることで、皮膚からニコチンを徐々に吸収させます。タバコの代わりにニコチンを補給し、補給する量を段階的に減らして体をならしていき、離脱症状を軽くします。通常、治療期間は8週間です。治療開始時よりタバコは吸えません。(図2)


●チャンピックス錠
ニコチンを含まないのみ薬です。脳内でニコチンの作用を弱める効果があります。タバコを吸った後の満足感が得にくくなると共に、離脱症状を軽くする効果があります。さらにドパミンを少量放出することによって離脱症状を軽くしタバコが吸いたいという欲求を抑えることができます。飲み始めの1週間はタバコを吸いながら服用し、8日目には禁煙を開始します。通常、服用期間は12週間です。(図3)

禁煙できないことは意思だけの問題ではありません。ニコチンを体が欲しがっているという「病気」です。お医者さんと相談しながら禁煙をしてみませんか?

 

練馬総合病院 禁煙外来

木曜日の午後、内科の豊田医師が担当しています。
禁煙外来のメリット
・医師のアドバイスが受けられます。
・健康保険を使って禁煙の治療が受けられるため、負担額が軽くなります。
3割負担の場合:ニコチネルTTSの場合8週で12000円程度、チャンピックスの場合12週で18000円程度です。
※健康保険を使っての治療には一定の条件があります。

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