インスリン注入器を使い易くするために
インスリン注入器を使い易くするために
皆さん、インスリンの注入器を手にしたことはありますか?
現在多く使用されているものは注入器とインスリンが一体となっている使い捨てタイプのものです。
操作方法は以前のものに比べてとても簡単になっています。しかし実際にはうまく出来ないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回はその【うまく出来ない】を解決するアイデアを紹介します。
これが実際に仕様されているペンです
うまく出来ない具体例
1・・針の取り付け外しが難しい
2・・注射する単位を設定する時に、数字や目安となる線が見えにくい
3・・インスリンを注入するボタンを押す時にペンを握っている手が滑ってしまう
4・・注入ボタンを押す指に力が入りづらい、注入ボタンが一気に押し切れない
試してほしいアイデア 確認してほしいこと
1の解決方法…置き型の拡大鏡を使用しながら針を付け外ししてみる
2の解決方法…拡大鏡を使用してみる(ペンにつけるタイプ、または置き型の拡大鏡)
3・4の解決法…すべり止め補助具を使用する
すべり止め補助具をこのようにペンにはめると手が滑らなくなり注入ボタンが押し易くなります。
補助具が無い場合には輪ゴムのようなものを巻きつけても同じような効果があります
注入ボタンを押しづらい時に確認してほしい事
・注入ボタンを真上から押し込んでいますか?→斜めから押していると注入する時の抵抗が大きくなります。
・単位設定目盛りに指がかかっていませんか?→かかっているとボタンが押せません。
今回紹介したものを使用してみたい方、またペンの操作に不安がある方は医師・看護師・薬剤師にご相談下さい。