練馬総合病院

練馬総合病院について

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骨密度

~骨密度~

〇骨密度とは

骨密度とは骨の硬さ(強さ)を表す尺度のひとつで、骨の中にカルシウムやマグネシウムなどのミネラルがどのくらい詰まっているかを数値化したものです。
骨は、体の他の部分と同じく新陳代謝によって絶えず吸収(破骨細胞が骨を溶かす)と形成(骨芽細胞が新しい骨を作る)を繰り返し、約10年をかけてすべて入れ替わるといわれています。この生まれ変わりは特に骨の再構築(リモデリング)といわれます。骨の吸収が骨の形成を上回ると、骨密度が低下し骨は次第に弱くなります。
骨密度は成長とともに増えていき、ある時期にピークに達し、中年から初老にかけてその状態をキープした後は、徐々に低下していきます。個人差はありますが、骨密度がピークに達するのは、女性で20~25歳前後、男性で25~30歳前後といわれています。
特に女性の場合は閉経後になると、骨の成分が血液中に吸収されるのを防ぐ働きをする女性ホルモンのエストロゲンが減少してしまうため、骨密度は急激に低下していきます。女性は閉経後10年で、骨密度が15%低下するといわれており、男性に比べて骨粗しょう症になりやすいのです。

〇実際の検査

当院での骨密度測定は腰椎という腰の骨と、左大腿骨という股関節に近い足の骨の2つの部位で測定しています。
骨は皮質骨と海綿骨に分かれており、骨密度の減少が著しいのは主に海綿骨だといわれています。腰椎は海綿骨の情報を多く含んでいるため、その他の部位で測定を行うよりも骨密度の変化を顕著にとらえる事ができます。
また骨粗しょう症の治療の目的は骨折予防です。骨粗しょう症による骨折を減らし、健康寿命を延ばすことが最も重視されています。大腿骨頚部骨折は骨粗しょう症を発症した高齢者に多発し、骨折を契機に寝たきりや閉じこもりになる例が多いことが知られています。そのため大腿骨の骨密度を測定し、骨折のリスクを把握しておくことが大切です。

〇検査結果の見方

骨密度を測定した患者さんには骨密度測定結果表をお渡します。この表には腰椎と左大腿骨、それぞれの部位についてBMDと呼ばれる骨密度の値が表示されます。また同年代の平均値と比較した値と、20代の平均値と比較した場合の値も記載されています。診断に使用するのは20代の平均値と比較した値で、YAM(young adult mean)と呼ばれています。骨密度の低下による骨折のリスクは年齢を問わず一定であるため、同年代の平均値と比較するのではなく、骨密度がピークになる20代の平均値と比較した値が診断に利用されています。YAMが70%未満になると骨粗しょう症と診断されます。

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