褥瘡対策委員会のご案内

入院中の褥瘡のある患者さん、褥瘡ができる危険性が高い患者さんを対象に、マットの選択をはじめとする除圧ケア、薬剤や処置方法の最適化、栄養状態の改善など、総合的に検討しています。委員は医師、看護師、薬剤科、栄養科より構成され、各方面からの知恵を出し合っています。

褥瘡は長い時間同じ姿勢でいることにより体の一定の部分に圧（体重）がかかることから始まります。全身状態が悪く自分で体を動かせない場合はもちろんですが、手術後などで自由に動いてはいけない期間や、装具による圧迫にも注意が必要です。クッションなどを用いた除圧の工夫、観察の強化で防げるものを見逃さないようにすることが基本です。

褥瘡を作らない、と言うのは簡単ですが、実際にはたいへんなことで、昨今の高齢化社会にご家族の褥瘡で悩まれている方も多いかと思います。介護をしていらっしゃる方の負担も配慮し、限界がある中でも最良の方法を提供できるよう努めたいと思います。