練馬総合病院

練馬総合病院について

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輸血療法委員会紹介

平成14年、「安全な血液製剤の安定供給の確保と適正使用」に関する法律(血液法)が公布され、同年、練馬総合病院に輸血療法委員会が設立されました。
この委員会は「病院内における輸血療法が安全かつ円滑、適正に行われるよう、総合的具体的な対策を検討し、普及啓蒙する」ことを目的としています。
輸血療法には複数の部署が関わるので、委員の構成は医師を中心とした多くの部署から選出しています。委員長は麻酔科科長医師、委員は検査科科長、検査科係長、手術室看護師、病棟看護師、薬剤科主任、医事課職員、検査科担当者で構成され、一貫した業務体制をとって輸血療法を管理しています。

主な活動として平成14年には、献血者の善意である血液製剤を有効利用する事を目的に、医療の質向上(MQI)活動が行われました。このMQI活動の結果、輸血準備を適切に行う体制を作り、一定の効果を得る事ができました。こうした活動は継続的かつ長期的に検討を行うことが必要です。現在も引き続き輸血療法委員会が検証しています。
また、輸血療法に関して、厚生労働省から「医療関係者は血液製剤の適正使用、安全性に関する情報の収集及び提供に努めることが責務」であるという方針が出されました。これを受け、委員会において血液製剤が適正に使用されているかを再調査するとともに、さらに安全性を高めるためには、副作用などの情報の収集と管理が必要と考え輸血療法委員会を中心に院内の周知徹底に努めています。
他には厚生労働省発行の「輸血療法の実施に間する指針」の改定に伴い、輸血同意書及び輸血療法についての説明書や、輸血マニュアル(輸血療法の手順書)の改定作業も行っています。

委員会の業務

  • 輸血療法の適応(厚生労働省の指針を準用する)
  • 血液製剤の選択
  • 輸血用血液の検査項目・検査術式の選択と精度管理
  • 輸血実施時の手続き
  • 血液製剤の使用状況調査
  • 症例検討を含む適正使用促進の方法
  • 輸血療法に伴う事故・副作用・合併症の把握方法と対策
  • 輸血関連情報の伝達方法
  • その他血液製剤使用に関する全般
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