理事長挨拶 柳川 達生

2022年6月に公益財団法人東京都医療保健協会の理事長を拝命し4年目となりました。日頃より当院を支えてくださっている地域の皆さま、関係医療機関の皆さま、そして行政の皆さまに心より感謝申し上げます。
2024年7月より新しい一万円札の肖像に渋沢栄一氏が採用されました。渋沢氏の思想は『論語と算盤』に集約されます。適正な利益を追求すること(算盤)は社会を支える基盤となるものですが、それは道理や道徳と切り離されてはなりません。2500年前の孔子の教えに立脚した「論語」の精神と現実の経営を支える「算盤」を両立させる――この姿勢こそが、渋沢氏が生涯にわたり実践してきた経営哲学です。私は理事長としてこの『論語と算盤』の精神を医療経営の現場で具体的に実践していきたいと考えています。
理事長としての役割は、「10年後、20年後の地域医療を見据え、病院のかたちを構想し、実装していくこと」だと考えています。人口構造の変化、医療ニーズの高度化、医療人材確保困難、医療DXの進展など、医療を取り巻く環境は大きく変化しています。こうした時代の変化に対応するためには、現状維持ではなく将来を見据えた計画的な投資――すなわち病院機能の拡充、施設の増築・機能再編、医療提供体制の強化――が不可欠です。
当院は今後、地域における急性期医療・救急医療・専門医療の役割をより確実に果たすため、段階的な増築や機能拡張も視野に入れた中長期的な整備構想を検討してまいります。それは単に病床を増やすということではなく、地域に本当に必要とされる医療機能を見極め、将来にわたって持続可能な医療提供体制を築くための「未来への投資」です。行政や関係医療機関、地域の皆さまと対話を重ねながら地域全体にとって最適なかたちを模索していきたいと考えています。
医療はきわめて公益性の高い事業であると同時に、持続可能でなければ未来につなぐことはできません。理念に立脚しつつ、現実の経営と真摯に向き合い、『論語と算盤』の精神のもと地域とともに歩む病院づくりを進めてまいります。
今後とも、皆さまのご理解とご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
2026年2月
公益財団法人東京都医療保健協会
理事長 柳川 達生
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